我が家の宅配遍歴、食材宅配4社のメリット・デメリットを比較
宅配の始まりはビジネス上の“お付き合い”から
我が家が初めていわゆる食材宅配を利用したのは、かれこれ十数年前のこと。当時仕事上の付き合い絡みで加入した「大地宅配」が始まりです。
まだ子どももなく、平日はさほど料理もしない共働き夫婦だったので、いろいろな野菜が少量ずつセットになったものを頼んだり、同時の大地宅配の目玉の一つだった短角牛を頼んだり、有機栽培のルイボスティーを頼んだり。今思えばかなり優雅な宅配生活。
野菜セットに入ってきたことで、生まれて初めて食べた「おかひじき」が気に入り、一時期マイブームになったことも。仕事がらみの付き合いで入ったわりに気に入って、2~3年は利用してました。
子どもの誕生をきっかけにさらに3つの宅配を利用
そんな初宅配から現在までに4つの食材宅配を利用。子どもが生まれたのを機に、パルシステムとの併用を始めたことがきっかけで、2社を併用していた時期もかなりあります。
大地宅配vsパルシステムの決め手は値段と離乳食
出産から数か月、離乳食に良さそうなアイテムの多さに惹かれてパルシステムに加入したものの、それまで愛用していた品への愛着もあり、半年ほどは大地宅配と併用の日々。
その後結局、パルシステム一本化に。
大地宅配。なんでも美味しいのですが、やはりお値段が張る。さらに当時の大地宅配には、離乳食など赤ちゃんがいる家庭に便利なアイテムはさほど多くはなく、当時の我が家としてはパルシステムに軍配が上がりました。
パルシステムvsオイシックスは価格とオーダー方法の違いがポイントに
赤ちゃんのいる家庭の多くが気にしていると思われる食の安全。独自の厳しい安全基準を設けている点に惹かれ、大地宅配退会後しばらくして初めてみたのがオイシックス。
初めての赤ちゃんを迎えたばかりの当時は買い出しが大変だったので、週に一度のパルシステムと好きな曜日を指定できるオイシックスを併用することで、買い物に行く回数を最小限まで減らせるのもありがたいポイントでした。
こちらも1年以上は利用していましたが、最終的にはパルシステムを残して退会することに。
ペーパードライバーを脱し、子連れでも買い出しに行きやすくなったことで週二回の配達の重要性が低くなり、どちらか一方でいいかな…と思ったとき、オイシックスの方がお値段がかかること、我が家の愛用品はパルシステム方が多かったこと、オイシックスおすすめの定期便から不要なものをキャンセルする手続きを忘れることが何度かあったことがその理由。
最後の一つは、私がうっかりすることが多いという個人的な理由です(^_^;) 「どんな食材がきても美味しく料理してみよう!」と思える方にはいいと思うのですが、料理が得意ではない私にとっては、予想外の食材は手に余るということもありました。
パルシステムvsコープ東京はオリジナル商品の魅力で軍配
その後またしばらくし、「グループ配達にできるから配達料がタダだよ」というご近所さんのお誘いにより、コープ東京の併用を開始。
第二子がちょろちょろと動き回るようになってきて、またもや買い出しが大変な時期だったこともあり、週二回の配達にできるというメリットにも惹かれての入会。
二年ほど利用した後、コープ東京の方を退会。
子どもの成長に伴い買い出しの自由度があがったことで、週に二度の宅配のメリットが減り、カタログを見ながらの2社分の注文手続きが逆に負担になりだしたのが主な原因です。
減農薬や添加物の少ないものなどパルシステムのオリジナル商品が気に入っていたこと、別の人と一緒の保冷箱から自分の食材を選び出すのがけっこう面倒なことから、パルシステムを残すことにしました。
それぞれのメリット・デメリット
数社を使ってみた結果感じたメリット・デメリットをまとめてみます。
大地宅配
- メリット
無農薬など食の安全へのこだわりが高い/美味しいものが多い(個人的には野菜は一番おいしいものが多いと感じた)
- デメリット
値段が高め/量の調節がしにくい/手軽な冷凍食品の品ぞろえは少な目
パルシステム
- メリット
無農薬、化学調味料不使用など安全にこだわった食材もかなりある/エコ(農薬少な目)野菜など無農薬より手ごろな価格で買える商品も多い/離乳食に便利なものも含め、冷凍食品や加工食品の種類が豊富/少量パック、お得パックなど量を選びやすい
- デメリット
コープ東京に比べると値段は高め/(我が家のケースでは)個配のため配送料などがかかる(一回約160円ほど)
オイシックス
- メリット
食の安全へのこだわりが高い/受け取る曜日が選べる
- デメリット
値段が高め/注文方式が独特でうっかりするタイプには使いにくい/冷凍食品などはさほど多くはない
コープ東京
- メリット
値段が安め/冷凍食品、加工食品などの種類が豊富/グループ配達にできれば配達料が無料
デメリット
- 無農薬、無添加などの商品はさほど豊富ではない
重視するポイントによって便利に使い分けたい
それぞれのサービスにそれぞれのメリットがあり、利用者のニーズによってその価値は変化します。併用が便利なときも、そうでないときもあります。
一度利用したからといってずっと使い続けるという決まりはもちろんありませんので、家族の状況によってその時重視することを見定め、適したサービスを便利に使いこなしたいものですね。